パリのルイ・ヴィトンが襲撃された動画で、意外にも注目を集めたのがショーウィンドウのガラスでした。何度たたかれても突破されない様子に、「どこのメーカー?」「いったい何でできているの?」と気になりますよね。
この記事では、話題になった動画と写真、店舗の場所、ガラスが頑丈な理由を紹介します。強化ガラスと防犯ガラスの違いや、メーカー・値段について調べたこと、Xの感想もまとめました。
パリ暴動でルイ・ヴィトンに何があった?まずは話題の動画
Samuel Clauzierさんによるヴァンドーム広場のルイ・ヴィトンの現地映像
動画には、複数の人が金属製の柵を持ち、店の窓に繰り返しぶつける様子が映っています。それでも窓は崩れ落ちず、その場に残っています。普通の窓を想像すると、かなり驚く映像です。
撮影者のSamuel Clauzierさんは、投稿文に「ヴァンドーム広場のルイ・ヴィトンへの略奪未遂」と記しています。日本時間では2026年10月18日午前5時22分の投稿。フランスの現地時間では、10月17日夜にあたります。
英国の経済紙Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)の現地取材でも、同広場の店は窓が持ちこたえ、侵入されなかったと伝えられています。従業員は特殊な窓に加え、運にも助けられたと説明しました。この取材記事は、シンガポールのニュースメディアCNAの「CNA Luxury」にも掲載されています。
今回の話は「店の窓が無傷だった」ではなく、「襲撃されても、店内への侵入を食い止めた」ということです。
パリのルイ・ヴィトンの動画はいつ?広まった経緯を整理
| 時期 | 何があった? |
|---|---|
| 10月17日夜・フランス時間 | ヴァンドーム広場のルイ・ヴィトンを襲う様子が撮影される |
| 10月18日早朝・日本時間 | 現地撮影者がXに動画を投稿。フランスとの時差で日付が変わる |
| 10月20日以降 | ひびが入った窓の写真や映像がXで広まり、ガラスの頑丈さに注目が集まる |
同じ時期、フランス各地では抗議活動に伴う店舗の破壊や略奪が報じられていました。ただ、この記事で扱うのは、動画と現地取材で場所を確かめられるヴァンドーム広場の一店舗です。
ガラスが話題のルイ・ヴィトンはどこ?パリ・ヴァンドーム広場店の地図
店舗名は「Louis Vuitton Maison Vendôme(ルイ・ヴィトン メゾン ヴァンドーム)」。住所は2 Place Vendôme, 75001 Paris, Franceです。
| 店舗情報 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Louis Vuitton Maison Vendôme |
| 住所 | 2 Place Vendôme, 75001 Paris, France |
| 場所の目安 | パリ1区・ヴァンドーム広場の南側 |
ルイ・ヴィトンの公式店舗ページにも、この名前と住所が載っています。現地撮影者の投稿や取材記事に出てくる広場と一致します。
パリにはルイ・ヴィトンの店舗が複数あります。観光で有名なシャンゼリゼ通りの店舗とは別なので、動画を見て「ここに行ったことがあるかも」と思った人は、地図で確認してみてください。
ルイ・ヴィトンのガラスは本当に割れない?写真にはひびも
Mario Nawfalさんによるルイ・ヴィトンの窓の写真付き投稿
写真を見ると、窓に白いひびがびっしり広がっています。「割れない」という言葉から、傷一つ付いていないガラスを想像した人もいるかもしれませんが、見た目にはかなりの損傷です。
ここで分けて考えたいのが、次の三つです。
- ひびが入る:ガラスの表面や内部が傷んだ状態。
- 穴が開く:ガラスを突き破り、向こう側まで通じた状態。
- 侵入される:人が店内に入れるほど窓が破壊された状態。
ひびが入っても、人が通れる穴が開かなければ、窓は侵入を防ぐ役割を果たせます。
今回の取材で伝えられたのも、窓が持ちこたえたという点でした。ガラスの写真はMario Nawfalさんが紹介したもので、それぞれの撮影日時や窓の仕様までは投稿に書かれていません。
猫のひとことルイ・ヴィトンのガラスはなぜ頑丈?強化ガラスと防犯ガラスの違い
Xでは「強化ガラスがすごい」という表現をよく見かけます。ただ、強化ガラスと防犯ガラスは、同じ意味ではありません。
ガラスメーカーの日本板硝子や、業界団体の板硝子協会の説明をもとに、基本的な違いを整理します。今回の店舗の製品を特定した表ではなく、ガラスの種類の説明です。
| 種類 | どういうガラス? | 割れたときの特徴 |
|---|---|---|
| 強化ガラス | 熱処理で強度を高めたガラス | 細かい粒状に割れる。強度が高いことと、破られても侵入を防ぐことは別 |
| 合わせガラス | 複数のガラスの間に樹脂の膜を挟んだもの | 破片が膜に付着し、飛び散りにくい |
| 防犯ガラス | 合わせガラスの膜などを工夫し、侵入を防ぎやすくしたもの | 割れても貫通しにくくし、侵入に時間がかかるようにする |
たとえば、一枚のガラスなら割れた部分が抜け落ちることがあります。一方、間に樹脂の膜があると、ひびが入った破片をつなぎ止められます。見た目がボロボロになっても、すぐに穴が開くとは限らないんですね。
「ガラス自体が割れにくい」ことと、「割れても突破されにくい」ことは違います。今回の映像で注目されているのは、後者の粘り強さです。
ルイ・ヴィトンの窓は、ガラスと透明な樹脂の組み合わせ?
防犯用の窓には、ガラスだけでなくポリカーボネートという透明で衝撃に強い樹脂を組み合わせた製品もあります。
ドイツの防犯ガラスメーカーSILATEC(シラテック)は、ガラスの硬さとポリカーボネートの耐衝撃性を生かした複合製品を紹介しています。「とにかく分厚い一枚のガラスを置けばいい」というだけではなく、素材を重ねる工夫もあるわけです。
今回の窓に何層のガラスや樹脂が使われているかは、公表資料では分かりません。ただ、防犯ガラスの仕組みを知ると、ひびだらけでも窓が残る理由をイメージしやすくなります。
ルイ・ヴィトンのガラスはどこのメーカー?SILATEC製・日本製の情報は?
Xでは「SILATEC製らしい」という話のほか、「日本製のガラス」という投稿も出ています。製造元が気になる人は多いようですね。
調べたところ、SILATECの公式サイトには、採用ブランドとしてLouis Vuittonの名前とロゴが掲載されていました。SILATEC自体は、ドイツのメーカーです。
ただ、公式ページには、ヴァンドーム広場店の今回の窓を指して「当社製です」と分かる説明や、製品名は見つかりませんでした。
ルイ・ヴィトンとSILATECの取引関係は公式情報にありますが、今回の窓の製造元は特定できていません。「日本製」という点も確認できませんでした。
ブランド名が採用先に載っていても、すべての店舗に同じガラスが使われているとは限りません。メーカー名を調べに来た人には、今のところここまでが分かる範囲です。
ルイ・ヴィトンのガラスは防弾?厚さや値段はいくら?
| 気になること | 今回の窓について分かったこと |
|---|---|
| 厚さ・層の数 | 店舗の公表値や仕様書は確認できず |
| 一枚の値段・交換費用 | 具体的な金額は確認できず |
| 防弾性能 | 性能を示す認証や試験結果は確認できず |
防犯と防弾も、同じ性能ではありません。人の打撃を防ぐ試験と、弾丸を止める試験では条件が違います。動画でたたかれても破られなかったことだけで、「銃弾も防げる」とは言えません。
金額については、SNSやまとめサイトで高額な予想も出ていますが、店舗の見積書などは見当たりませんでした。窓の大きさや素材、枠、施工条件も分からないので、具体的な金額は不明です。
ルイ・ヴィトンのガラスにXの反応は?頑丈さとメーカーに注目
Xでは、動画への驚きに加えて、ガラスを作った会社が気になるという声も見られました。実際の投稿を五つ紹介します。
ルイ・ヴィトンのガラスに「水族館みたい」と驚く声
大きな透明の壁が持ちこたえる様子に、水族館の水槽を連想した人も。材質の説明というより、「それくらい頑丈に見えた」という驚きが伝わります。
ユミコーンさんの感想
シンプルに、ガラスの強さに驚いた投稿もありました。
Satoshiさんのガラスの頑丈さへの感想
ルイ・ヴィトンの商品よりガラスが気になる?メーカーへの関心も
普段ならバッグや財布に目が向くお店ですが、今回は窓そのものに関心が集まっています。「商品の問い合わせより、ガラスへの問い合わせが多そう」という感想も。
アマンさんのガラスへの関心についての感想
作ったメーカーにとって、宣伝になりそうという声もありました。実際の売上や株価がどうなったかという話ではなく、映像のインパクトへの感想です。
綾さんのガラスメーカーへの感想
ルイ・ヴィトンのガラスからゾンビ映画を想像する声も
ポンデべッキオさんは、「ゾンビパニックならルイ・ヴィトンに逃げ込めば」という海外のコメントを紹介。映像を見た驚きが、映画のような想像にまで広がっていました。
ポンデべッキオさんが紹介したゾンビ映画を連想する反応
ルイ・ヴィトンのガラスは被害ゼロだった?今回の話をまとめ
今回注目されたのは、パリのメゾン ヴァンドーム。窓は襲撃に持ちこたえましたが、「ひびもなく無傷だった」という話ではありません。
メーカーや価格の特定には至らなかったものの、ガラスの強度だけでなく、壊されてもすぐに突破されないことが防犯では大切だと分かる映像でした。
また、同時期にはマルセイユの別のルイ・ヴィトン店舗などで略奪被害も報じられています。「この店舗では侵入を防いだ」と「すべてのルイ・ヴィトンが無事だった」は別の話です。



確認資料:Samuel Clauzierさんの現地投稿、Financial Timesの現地取材(CNA Luxury掲載)、ルイ・ヴィトン公式店舗情報、SILATEC公式の採用ブランド・複合ガラス・会社紹介、日本板硝子「防犯」、板硝子協会「よくあるご質問」、本文中のX投稿。2026年10月24日再確認。アイキャッチはAIイメージです。









