好きな人を大切にしたい。なのに、相手のためを思った言葉が、かえって二人の間に距離を作ってしまう。
『劇場版 40までにしたい10のこと』の主題歌に決まった、sumikaの新曲『大切』。曲名だけを見ると、まっすぐな愛情を歌う曲を想像するかもしれません。でも、制作コメントを読むと、もう少し不器用な気持ちが見えてきます。
この記事は、制作コメントと映画の公開情報から考える、歌詞公開前の予想です。
2026年10月19日時点で、歌詞全文は確認できていません。Aメロからラストまでの解説は、全文を確かめてから。今回は今分かることをもとに、曲名と物語のつながりを考えます。
sumika『大切』は映画『40までにしたい10のこと』の書き下ろし主題歌
劇場版の主題歌は、sumikaの書き下ろし新曲『大切』です。
2026年10月19日に発表され、公式特報では楽曲の一部音源が公開されました。映画の全国公開日は2027年1月22日。雀を風間俊介さん、慶司を庄司浩平さんが演じます。
ドラマ版から追っている人にとっては、主題歌が変わることも気になるところですね。ドラマの主題歌はChevon『菫』、エンディングテーマはthe shes gone『まぼろし』でした。映画の『大切』とは別の楽曲です。
物語の中心は、40歳を目前に「したいことリスト」を書いた十条雀と、そのリストを偶然見た年下の部下・田中慶司。リストをきっかけに近づいた二人の関係が、映画ではその先へ進みます。
sumika『大切』の歌詞全文は公開されている?今分かっていること
今回確認できたのは特報の一部音源と制作コメントで、歌詞全文は確認できていません。
したがって、歌詞の一人称や曲の結末を断定したり、未確認のフレーズを「歌詞からの引用」として載せたりはしません。映画自体も公開前なので、主題歌が結末の何を示すのかまでは分からない状況です。
それでも、なぜこの作品に『大切』という曲が寄り添うのかは、制作コメントと物語の出発点から考えられます。
sumika『大切』の意味を考察① 本音と建前の間でも、消えない気持ち
映画公式で紹介された、片岡健太さん(sumika)の制作コメント全文はこちらです。
恋をしているときは、自分でも理解不能な行動をとり、謎の感情に飲み込まれてしまうことがあります。
大人としての本音と建前を行き来しながら、「それでも、やっぱり、どう考えても大切なんだよな」という曲を作りました。
雀や慶司、作品と共に自分の“今”に素直になっていく道のりを、並んで歩けたら嬉しいです。
片岡健太(sumika)/映画公式・2026年10月19日公開の主題歌発表コメント
※上記は主題歌の制作コメントです。歌詞の引用ではありません。
ここで気になるのは、「大切」よりも、その前にある「それでも」です。
何も迷わずに大切だと言えるなら、わざわざ「それでも」と付けなくてもよさそうです。コメントでは、大人としての本音と建前を行き来する気持ちにも触れられています。そこからは、恋愛に夢中な自分を抑えようとしたり、相手への気持ちに理屈を付けようとしたりする姿を想像できます。
『大切』は、迷いがなくなる歌というより、迷っても大切だと思ってしまう気持ちを描く曲なのかもしれません。
これはコメントからの当サイトの解釈です。歌詞全体を読んだうえでの結論ではありませんが、曲名の受け取り方が少し変わる気がします。
sumika『大切』の意味を考察② 雀と慶司は「大切にする方法」が同じとは限らない
この作品には、年齢差のある二人が、自分たちなりの関係を作っていく面白さがあります。
相手を大切にしたい気持ちがあっても、近くにいてほしい人と、相手の自由を守りたい人では、選ぶ言葉が違ってくることがあります。たとえば、負担をかけたくないから言葉を飲み込む。その沈黙を、相手は「頼ってくれない」と受け取るかもしれません。
これは映画の未公開場面を説明したものではなく、主題歌のコメントと、すれ違いも描かれるという公式紹介を重ねた読み方です。
相手が大切なことと、その気持ちが相手に伝わっていることは、同じではありません。
『大切』という題名は、愛情があるかどうかだけでなく、それをどう伝えるかにも目を向けさせるのではないでしょうか。二人とも相手を想っているのに噛み合わない。そんな場面に重ねると、甘い一言だけでは終わらない曲名に感じられます。
sumika『大切』の意味を考察③ 「したいこと」を叶えた、その先の日常
公式は劇場版について、ドラマでリストを叶えた二人の、その先を描く作品と案内しています。
原作者のマミタさんも、映画は主に単行本2巻をもとに構成されると公式コメントで説明しています。ただ、原作はあくまでベースとして自由に制作を任せているということなので、原作の展開がそのまま映画になるとは限りません。
リストには、一つずつ達成できることが並びます。一方、誰かと関係を続けることには「これで全部終わり」というチェック欄がありません。昨日は分かり合えたつもりでも、今日は言葉が足りなかったと気付く。そんな日があっても、また相手と話してみる。
映画と主題歌をつなぐのは、「願いを叶えること」から「一緒に過ごす日々を大切にすること」への変化だと考えられます。
特別な出来事があった日だけが大切なのではなく、何もない日も一緒にいたい。その気持ちに気付く物語として考えると、短い『大切』という題名がしっくりきます。
もちろん、これが映画や歌詞の正式な解説というわけではありません。公開情報から、今の時点で考えられるつながりです。
sumika『大切』へのみんなの反応は?映画主題歌の発表に届いた声
2026年10月19日夜、Xで「sumika」「大切」を含む投稿を確認すると、主題歌への起用を喜ぶ声や、特報で聴ける曲調への感想が見つかりました。
今回確認した投稿では、sumikaと好きな作品の組み合わせを喜び、映画館で聴くのを楽しみにする声がありました。
- 特報の曲調が温かく、劇場で聴くのが待ち遠しいという感想(@smkkoak_yu517さん)。
- ドラマの物語を温かいと感じていて、好きなドラマにsumikaの音楽が重なることを喜ぶ声(@Nonsumika3tkさん)。
- もともと映画の公開を楽しみにしており、主題歌がsumikaと分かってうれしいという反応(@so10718さん)。
曲を先に楽しみにしている人もいれば、ドラマから二人を見守ってきた人もいる。この組み合わせをきっかけに、映画への期待が膨らんでいる様子が伝わってきますね。
ただし、これは発表当日に確認した投稿の一部です。ネット全体の評価や賛否の割合を示すものではなく、フル音源を聴いたあとの感想とも分けて見ておきたいところです。
sumika『大切』の発売日・配信日は?歌詞考察でまだ分からないこと
今回確認した主題歌発表では、映画の公開日と特報での一部音源公開は案内されていますが、『大切』の発売・配信日は確認できませんでした。
映画の公開日が2027年1月22日だからといって、曲も同日に配信されるとは限りません。また、歌詞全文やフル音源を確認できない現段階では、語り手の視点が途中で変わるか、最後にどんな言葉を選ぶかも分かりません。
今は「相手を大切に思う気持ち」と「それを素直に認める難しさ」を、制作コメントから考える段階です。
全文が分からないからこそ、決め付けずに残しておきたい部分もあります。フルで聴いたとき、この考察とは違う景色が見えてくるかもしれません。それも含めて、続きが気になる一曲ですね。
sumika『大切』を聴ける『40までにしたい10のこと』公式PVはこちら
東宝MOVIEチャンネルの30秒の特報です。映画の雰囲気と、主題歌の一部音源を記事内で確認できます。曲単独の公式MVは、今回の調査では見つかっていません。
動画:東宝MOVIEチャンネル公式

猫のひとこと
大切に思ってるだけじゃ、相手に伝わらない日もあるんだろうな。
……言いそびれたことがあるなら、次に話すとき、ちょっとだけ素直になっとけよ。
参考:映画公式「本編映像がついにお披露目!さらにsumikaによる書き下ろし楽曲『大切』が主題歌に決定!」、sumika公式の主題歌発表(いずれも2026年10月19日)、映画公式の出演者・監督・原作者コメント、テレビ東京のドラマ版番組概要、東宝MOVIEチャンネルの特報。制作コメントからの当サイトの解釈と、公式に発表された情報を区別しています。アイキャッチはAIによるイメージで、映画の場面写真や公式ビジュアルではありません。


猫のひとこと
大人なら落ち着いて恋愛できる、って誰が決めたんだよ。
好きになったら余裕がなくなることくらい、あるだろ。