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【画像】フランスパンブレードとは?元ネタと「パリ警察が押収」の真相を調査

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フランスパンと虫眼鏡、奥で眺める猫のAIイメージ
AIによるイメージです。話題の品物そのものを再現した画像ではありません。

「フランスパンブレード」という、妙に声に出したくなる名前がXで話題になっています。

写真を見ると、焼き色のついた長いパン。ところが、もう1枚では中から刃のようなものが出てきて……。見た目のインパクトに、思わず二度見してしまいます。

先に結論をまとめると、写真はフランスパン形のパン切りナイフを写したものとして海外で検証されています。「パリ警察が暴徒から押収した」という説明は、その写真の本来の経緯とは異なります。

まずは今回広まった投稿と画像を見ながら、何が面白がられているのか、元ネタはどこまで分かっているのかを整理します。

※投稿画像内の「パリの警察が暴徒から押収した」という見出しは、投稿に含まれる説明です。下で紹介する過去の検証結果とは区別してご覧ください。

目次

フランスパンブレードとは?Xで話題の画像はどんなもの?

今回「フランスパンブレード」と呼ばれているのは、フランスパンの姿をした外装と、パン切りナイフが組み合わさった品の写真です。

画像は左右2枚。左ではフランスパンにしか見えないものが、右ではナイフを収める外装だったと分かる構図になっています。普通のパンだと思って見たところから、一気に印象が変わるんですね。

2026年10月20日20時42分、こばやさないさん(@kakenamitoriten)が画像とともに投稿。「将来の夢はフランスパンブレードです」という、職業でも何でもないものになりたがる一言も、写真のインパクトに負けていません。

なお、この投稿者が品物を製作したという情報や、「フランスパンブレード」がメーカーの商品名だという裏付けは確認できていません。ここでは今回Xで使われている呼び名として扱います。

猫語りの猫

猫のひとこと

将来の夢、そっちになるのかよ。使う人じゃなくてパンになるの、ちょっと好きだな。

フランスパンブレードの元ネタは?2017年の写真として紹介

これ、2026年に新しく発明された道具の写真というわけではありません。

米国のファクトチェックサイトSnopesは、2018年12月7日の記事で同じ写真の経緯を検証しています。同記事によると、写真は2017年9月のフランスのTwitter投稿までさかのぼるもので、撮影場所はフランスの雑貨店だったと説明されています。

つまり、古くからある写真が、2026年10月に日本語の「フランスパンブレード」という呼び名とともに再び注目されている、という見方ができます。

Snopesがたどった過去の投稿は、現在こちらから直接閲覧できない状態でした。そのため、2017年の撮影経緯は同サイトの検証内容に基づく説明です。

フランスパンブレードはパリ警察の押収品?写真の説明を確認

気になるのは、今回の画像の上にある「パリの警察が暴徒から押収したフランスパンブレード」という説明です。

Snopesは、2018年に広まった「パリの警察がデモ参加者から押収した」という説明について、写真の説明が誤っているという意味の「Miscaptioned」と判定しています。

別の検証サイトTruth or Fiction?も、2018年12月6日の記事で、同じ写真がその年の抗議活動より前からネット上に存在していたと確認。店頭のユニークなパン切りナイフを、押収された武器のように説明した投稿だったと整理しています。

大事なのは、「こういう形の品物を写した写真」と「暴徒から押収されたという話」は別だという点。今回の画像を、現在のパリの事件を撮影した新しい証拠写真として扱うことはできません。

日本語のXでも、写真が雑貨店で撮られたものだと指摘する投稿がありました。

このように、写真は今回初めて出てきたものではありません。元の品物の面白さに、後から別の説明が付いて広まっている点には注意したいところです。

フランスパンブレードへのXの反応は?名前や見た目で大喜利に

今回のXでは、見た目への驚きに加えて、言葉の響きから想像を広げる投稿が見られます。

フランスパンブレードを「エクスカリパン」と呼ぶ声

剣を連想する名前と、どう見てもパンな外観。その組み合わせから、こんな呼び名も生まれていました。

強そうなのに、おいしそう。たった一言で両方を伝えてくるのがずるいですね。

フランスパンブレードから「クロワッサン小太刀」まで

さらに、ほかのパンならどうなるのかと考える人も。「クロワッサン小太刀」という、こちらも妙に覚えてしまう言葉が出ていました。

これらは実在商品の紹介ではなく、写真から広がった個人の冗談です。パンの種類を変えるだけで、違う作品の道具ができあがりそうなのは分かる気がします。

フランスパンブレードのまとめ|画像は面白いけれど元ネタは別に確認

フランスパンブレードの写真は昔からあるパン形のナイフの画像。「パリ警察の押収品」という説明は、過去の検証では誤りとされています。

一方で、パンと刃物の意外な組み合わせや、名前の勢いが面白がられているのも確か。画像をきっかけに「エクスカリパン」や「クロワッサン小太刀」まで出てくるあたり、Xらしい盛り上がりです。

笑える写真として楽しむことと、その説明をニュースとして受け取ること。その2つを分けておけば、余計な勘違いをせずに楽しめそうですね。

猫語りの猫

猫のひとこと

俺は普通に食べられるパンでいいわ。焼きたてにバターつけてさ。それだけで十分うれしいだろ。

参考:今回のX投稿、Snopes「Did Police in Paris Confiscate ‘Baguette Knives’ from Fuel Tax Protesters?」(2018年12月7日)、Truth or Fiction?「Were ‘Bladed Weapons’ Discovered in Baguettes During Riots in France?」(2018年12月6日)。2026年10月21日確認。アイキャッチはAIイメージで、話題の品物を再現した写真ではありません。

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