10月21日は「あかりの日」。Xでも、電球の写真を添えた朝のあいさつや、明かりのありがたさを振り返る投稿が見られます。
結論からいうと、エジソンによる実用的な白熱電球の開発を記念して、10月21日が「あかりの日」になりました。1879年から数えると、2026年で147年です。
ただ、「エジソンが電球を作った日」と覚えるだけでは、ちょっともったいない話もあります。実は、その後の改良に日本の竹が関わっていたんです。
まずは、今日のXに投稿された明かりの写真をどうぞ。カメラマンのtaro nagayamaさんも、白熱電球の温かみを紹介しています。
白熱電球のあたたかみの感じる1枚です。。
— フリーランスカメラマン/taro nagayama October 21, 2026
10月21日は何の日?「あかりの日」の由来
「あかりの日」公式サイトでは、1879年10月21日にエジソンが実用的な白熱電球を完成させたことにちなむ記念日と説明されています。
つまり、エジソンの誕生日ではなく、電球の実用化を記念する日です。「10・2・1」の語呂合わせでもありません。
記念日が制定されたのは1981年。日本照明工業会・日本電気協会・照明学会の3団体による「あかりの日」委員会が取り組んでいます。
普段は、スイッチを押せば部屋が明るくなるのが当たり前。でも、明かりがなければ夜の料理も読書も、いつものようにはできません。照明の歴史を知るだけでなく、身近な明かりの使い方を見直すきっかけにもなる日です。
白熱電球とエジソンの関係は?ポイントは「実用化」
ここで気になるのが、「電球はエジソンがゼロから発明したの?」というところ。
国立科学博物館の解説がエジソンの功績として挙げるのは、経済的に実用になる、高電圧の炭素フィラメント電球を1879年に発明したことです。
電気で物が光るだけでは、家庭や店で使う道具にはなりません。すぐに切れてしまわないか、使い続けられるか。そうした問題を乗り越えて、暮らしの中で使える電球に近づけた点が大きいんですね。
そのため、この記事では「エジソンが初めて明かりを作った」とまとめず、実用的な白熱電球の開発が「あかりの日」の由来と整理します。
白熱電球の開発と日本の竹は、時系列を分けて覚えよう
| 段階 | 白熱電球の開発で起きたこと |
|---|---|
| 1879年 | エジソンが実用的な炭素フィラメント電球を開発。「あかりの日」が記念する出来事。 |
| その後の改良 | より長く使える材料を探し、日本の竹がフィラメントの材料に採用される。 |
| 後の白熱電球 | タングステンなどを使う電球へと変わっていく。 |
「あかりの日の由来」と「日本の竹で長寿命化した話」は、つながってはいますが、まったく同じ段階の出来事ではありません。ここを分けると、ずいぶん分かりやすくなります。
エジソンの白熱電球に日本の竹が使われた理由は?
白熱電球の中で光る細い部分を「フィラメント」と呼びます。エジソンは、この部分を長持ちさせる材料を探していました。
京都府八幡市の公式紹介によると、さまざまな材料を研究した結果、竹を使ったフィラメントでは1,000時間を超える点灯が可能になったとされています。
この竹は、石清水八幡宮周辺に生えていた真竹だったといわれています。市の説明では、地域の竹は強度があることでも知られていました。
もちろん、切った竹をそのまま電球の中に入れたわけではありません。竹を炭化させ、フィラメントの材料として使ったという話です。
国立科学博物館も、エジソンが1879年の開発後に各地の材料を調べ、京都・八幡の竹を選んだと紹介しています。竹といえば、かごや竹細工のイメージが強いだけに、電球の歴史にも登場するのは意外ですよね。
八幡市にはエジソン記念碑もあります。日本とエジソンのつながりは、今も地域の歴史として伝えられています。
白熱電球はどうやって光る?LEDとの違い
白熱電球の「白熱」は、物が高温になって光を出すこと。フィラメントに電気を流して熱くし、その光を照明に使っています。
キヤノンのサイエンスラボでも、白熱灯はフィラメントが熱せられて輝く仕組みと説明されています。後の一般的な白熱電球では、熱に強いタングステンが使われるようになりました。
一方、LEDは「発光ダイオード」のこと。半導体に電気を流して発光させるため、白熱電球とは光の作り方が違います。
| 比べる点 | 白熱電球 | LED |
|---|---|---|
| 主な発光の仕組み | フィラメントを高温にして光らせる | 半導体に電気を流して光らせる |
| 消費電力 | 同程度の明るさのLEDに比べ、一般に大きい | 一般に少ない電力で同程度の明るさを得やすい |
| 光の色 | 温かみのある色が特徴 | 電球色など、製品によってさまざま |
「温かい色の光だから白熱電球」とは限らず、LEDにも電球色があります。見た目の雰囲気と、光を作る仕組みは別なんですね。
なお、この記事のアイキャッチはAIによるイメージ画像です。1879年の電球の形や構造を再現した資料写真ではありません。
「あかりの日」にXではどんな声?白熱電球の温かみや感謝も
10月21日朝のXでは、記念日をきっかけに明かりの歴史に触れたり、白熱電球の温かい雰囲気を話題にしたりする投稿がありました。
たとえば、りきと。さんは、白熱電球の照明に癒やされると投稿。省エネや便利さとは別に、光の雰囲気が好きという気持ちも分かります。
温かみのある白熱電球の照明は癒されますね♪
— りきと。 October 21, 2026
一方、「暗いのが苦手だからエジソンに感謝」という、日常の実感につながる投稿も。難しい歴史を知らなくても、夜に明かりがある安心感なら、すぐに想像できますね。
私は暗いのビビるタイプだしエジソンに拝んどこ💡
— うに丼犬 October 21, 2026
ここで紹介したのは、確認できた個々の投稿です。X全体の意見や、白熱電球を選ぶ人の割合を示すものではありません。
あかりの日のまとめ|10月21日は身近な明かりを見直す日
10月21日は、エジソンの実用的な白熱電球の開発を記念する「あかりの日」。その後の改良には、日本の竹も関わっています。
電球をただ「昔の道具」と考えていた人も、竹とのつながりを知ると、少し見え方が変わるかもしれません。
今日は、家の照明がどんな色で、どこを照らしているか、ちょっと見てみるのもよさそう。何かを買い替えなくても、「この明かりだと落ち着くな」と気づくだけで、記念日の過ごし方になります。

猫のひとこと
毎日ついてると、ありがたさなんて忘れるよな。まあ今夜くらい、好きな明かりの下でゆっくりしなよ。おつかれさん。
参考:「あかりの日」公式サイト、国立科学博物館 理工電子資料館、八幡市「エジソン記念碑」、キヤノン サイエンスラボ、日本照明工業会、パナソニック「LEDの発光原理と白色LEDの仕組み」。2026年10月21日確認。


猫のひとこと
電球と竹って、最初は結びつかないよな。昔の人、よくそこに目をつけたもんだ。